皆さんこんにちは!SKURAです。
ポテトサラダでO157食中毒が確認された店舗では、ポテトサラダは、客みずからがスプーンやトングで取り分けた分を販売する仕組みだったそうです。
複数の客が同じスプーンに触れる状態だったということですが、同系列の別店舗でもO157が発症したということです。
感染経路はどの時点になるのでしょうか?また9月1日は同じ遺伝子型のウイルスが全国に広がっていることが分かりました。あらためて、O157の原因や症状、予防について確認してみました。
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O157ポテトサラダで食中毒!感染経路は
埼玉県熊谷市の総菜店で販売されたポテトサラダを食べた6人からO157が検出されました。
総菜店を運営する会社では、ポテトサラダを群馬県の食品工場から仕入れて総菜店など34店舗におろし、各店舗でハムやリンゴの具材を混ぜ合わせる調理をしていたことが分かりました。
そしてこのポテトサラダをは、客みずからがスプーンなどで取り分ける販売方法だったということです。
これまでに別店舗でも食中毒が確認されたということで、現在県では、どの時点で菌が混入していたかを確認しているとのことです。
このポテトサラダは、高崎市にある食品工場で作られ、密封状態で総菜店を群馬県太田市の運営会社が購入し、その後、群馬県や埼玉県、それに栃木県にある総菜店34店舗に前日の深夜から未明にかけて配達されていたということです。
店舗に分けられてからは、ハムやリンゴを加える調理方法や販売方法は、各店舗同様の方法をとっていたということです。
※その後の調査で、食品加工会社の残りのポテトサラダからはO157は検出されませんでした。
ポテトサラダ以外 加熱調理された総菜からもo157
また、31日には系列店から、ポテトサラダ以外のサラダが感染源のO157が発生しました。
こちらでは、サラダを調理する際に、肉や魚を扱うまな板を使用しており、また使用期限切れの消毒薬を使用していたということで、3日間の営業停止処分となっています。
ただ、9月1日には同じ遺伝子型のウイルスが全国に広がっていることが確認されました。
厚労省は共通の汚染源となった食材がないかなど、自治体を通じて確認しているようです。
ただ、複数の店舗から確認されたことから、購入者の誰かが汚染されていて、トングやスプーンに触れたことによる感染はあまり考えられないような気がします。
調味したハムやリンゴが各店舗共通で使われていて、このハムやリンゴが汚染源となったのか、
あるいは、ある一定の期間に出荷された家畜の大腸に、新たな型のo157が棲みついていて全国に広がり、まな板や調理器具などを通して各地で二次感染したかなど、ザ様々な可能性があります。
今後の予防や衛生のために、なるべく早く感染経路の判明が待たれます。
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o157の症状と原因や予防は?
●O157の原因や症状は?●
O157は病原性大腸菌の一種です。
大腸菌そのものは、我々や家畜の腸などに常在していて、ほとんどは無害なのですが、中には下痢などの症状をおこすものがあります。
これら下痢などを起こす大腸菌を”病原性大腸菌”といい、その一種である「腸管出血性大腸菌」はベロ毒素という病原性の強い毒素を出して、けいれんや意識障害などの脳症や、溶血性尿毒症症候群(HUS)などを引き起こします。
O157とは、この腸管出血性大腸菌の代表的な細菌のひとつなのです。
従ってO157食中毒を起こす原因としては、家畜の大腸にすみついたO157が糞便などによって外に出され、それに汚染された水や食べ物を介して人の口に入ることで発症するのです。
またこれは経口感染なので、咳やくしゃみなどで感染することはありません。
O157の症状として、3~5日の潜伏期間ののち、激しい腹痛から始まり、数時間後には水溶性の下痢を起こし、翌日には血便が出るようになります。重症化すればけいれんや意識障害などが起こります。
O157は感染力が強く、主に7月~10月が発生時期といわれますが、年間を通して注意が必要です。
●感染が報告された食品●
繰り返しますが家畜等の大腸に住み着く菌であり、家畜そのものが保菌している可能性もあります。
これまでに報告された食品は、牛レバー、焼肉、ユッケ、サラダ、和え物、浅漬けなど、また井戸水でも
感染が確認されています。
●O157予防は?●
薬剤や熱には弱いので塩素系やアルコール系、熱湯(75℃で1分以上)で不活化できます。
従って、食肉は中心部まで十分加熱(75.1度)するようにしてください。また生野菜は良く洗いましょう。
基本的な事ですが、調理や、食事の前には石鹸を使った手洗いをするように心がけてください。
今回のポテトサラダによる食中毒も、早く感染経路が分かればいいですね。
食肉は(この時期は特に)よく加熱し、生野菜は良く洗って、基本的な事ですが調理や食事の前は石鹸で手を洗うことを心がけたほうがいいですね。
今回感染が確認された方には謹んでお見舞い申しあげます。(重症とされた患者さんは快方に向かって本当に良かったですね!)
最後までお読みいただきましてありがとうございました。