東芝8月1日東証2部降格で株主に影響は?シャープは1部復帰?

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皆さん今晩は!SAKURAです。^^

遂に8月1日をもって東芝が1部上場から2部上場へと降格してしまいましたね。
1部から2部へと降格されることで、東芝の株主には影響が出るのでしょうか?
対して、同じ100年以上の名門でかつては戦略的提携をした間柄であるシャープは、業績を回復し、1部復帰の予定です。
互いの明暗を分けた理由はなんでしょうか?

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東芝が一部上場から二部上場へ格下げで株主に影響は?


出展:公式

東芝が東証1部から2部へ降格が決定となりました。
東証の上限規則では、決算期末に債務超過となった企業は上場市場が1部から2部へと変更になります。

東芝は6月23日、2017年三月期の決算内容を記した有価証券報告書の提出を、8月10日に延期すると発表しました。
東証は東芝による業績見通しをもとに、2017年3月期末時点で債務超過(5816億円)だったと認定。
従って8月1日付で上場1部から2部へと市場変更を行いました。
また東証は、東芝株の上場維持の可否については、8月10日の有価証券報告書が提出された後に決める方針です。

株主への影響は?

機関投資家は日経225やTOPIX(東証株価指数)などの指数連動で運用しています。
東芝は2部に降格すれば、この日経平均とTOPIXから除外されることになり、機関投資家にしてみれば保有している意味がなくなって920億円強の売却も予想されることになり、株価急落が懸念されます。
また個人投資家の売買比率も高くなり、値動きがはげしくなるとの見方もあります。

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シャープは1部復帰?

シャープも16年三月期末に債務超過だったと認定され、昨年8月に上場市場は1部から2部へと変更になりました。
しかし、シャープは台湾の鴻海精密工業に買収され、その後のリストラクチャリングや業務改革により業績は上向きました。

そして、シャープが提出した2017年3月期の有価証券報告書により、債務超過が解消されたことが確認できたため、22日には東証が上場廃止の猶予期間銘柄から解除されました。従ってシャープは今月中にも1部への復帰を申請する予定。
早ければ今秋にも東証一部へと返り咲く可能性があります。

鴻海下で業績が回復傾向にあるシャープと、一番の稼ぎ頭である半導体事業の売却をすすめる東芝。
ともに100年以上の歴史を持つ名門で、2007年には半導体分野で戦略的提携をした間柄でもありますが、明暗を分けたようです。

今後東芝は、監査法人から有価証券報告書の内容が適正であるとの監査意見を得る必要があります。
もし適正であるとの監査意見を得られなければ、東証の審査についてはマイナスになり、上場廃止の猶予期間銘柄から解除されないおそれもあります。
なんとしても、半導体事業の売却をできるだけ有利に進め、業績を回復してもらいたいものですね。
いつまでも、日曜日の6時半サザエさんのCMスポンサーとして生き残っていただきたいものです。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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